医師の過労死を減らすかも?手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」

手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」とは
医療の発達が目覚ましい昨今、AIなどのIT活用が医療の著しい発達の後押しをしてくれる日はもう現実のものとなりつつあります。以前、AIついてご紹介しましたが、今回は内視鏡手術を変える手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」に注目していきましょう。
ダ・ヴィンチはそもそも1980年代にアメリカ陸軍が開発を始め、その後民間に移り、2000年にアメリカ食品医薬品局で認証されました。日本には2000年に導入がされアジア初の試みでした。そして、2009年に厚生労働省に認証され、誕生から遡れば意外と歴史があるともいえるでしょう。
また、ダ・ヴィンチの基本的な構成としては、サージョンコンソールという医師がコントロールする部分と、その命令に従い実際に手術するペイシャントカート、術中の画像を表示してくれるビジョンカートの3つで構成されています。
過去記事:人工知能が医療に何をもたらす?医療界の人工知能の未来と今
ダ・ヴィンチの特長
実際の手術における、ダ・ヴィンチの特長はどのようなものがあるのでしょうか。
- 1,直感的操作が可能
- 2,どの医者でも高い手術のクオリティを保つことが可能に
- 3、患者さんにも優しい手術が可能
3本のアームを自分が手術しているように細部に至るまで、自由自在に操れる直感的な操作が可能です。通常は無理な姿勢を長時間保たなければならない手術も座って行うことが可能で、医師の身体にかかる負担が軽減されます。
手ブレサポートや速度調整などのサポート機能もついており、これまでの15倍の視野を確保できることから一部の医師以外でも高度な手術を可能にします。
人間が切るより出血が少なく傷口が小さいため、術後の痛みが軽減され社会復帰が早くなります。
医師の過労死にも効果が
今後、ますますITの活用が高まり医師の負担を減らすことで、医師の過労死という悲しい出来事が減っていくのではないかと考えられます。もちろん、それを待たずに転職をすることも有効です。医師転職に関してはアイディー・サポートまで、まずは気軽にご相談ください。