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認定医、専門医って転職に有利って本当?その実態いかに

2017.07.27

医師の資格と転職

認定医や専門医の資格を持っていると転職に有利と思われがちですが、本当にそうなのでしょうか?今回は転職に有利ともされる、認定医と専門医の資格についてご紹介します。まずはそれぞれの違いからみていきましょう。認定医は所属する学会にて、一定以上の知識や技術、経験の基準を満たした場合に認定されます。

基準については基本的に研修指定病院での勤務期間、学会の出席回数などが基準として設けられています。加えて、学会によってはさまざまですが、筆記試験のみの場合や、実技試験も合わせて敢行する学会もあります。

一方で、専門医は、認定医よりもさらにワンランク上の知識・経験・技術が求められるもので、現在、42カテゴリーほど専門医資格として設けられています。取得には、5年以上の専門研修を受け、試験に合格し資格審査を経て、第3者機関の日本専門医機構によって認定される必要があります。そして現在では、新専門医制度に移行中であり、専門医取得の仕組みが変わるということもあって、これからの動向に注目が集まっています。

転職への効果やメリットは

それでは、認定医・専門医は条件などの部分で転職に有利に働くのかどうかについてご紹介しましょう。実際のところ、認定医・専門医の資格を持つ医師は、資格を持っていない医師よりも優遇されます。具体的には、年収2000万円クラスの求人や優良な非公開求人ともめぐり会え、役員や副医院長など転職先の主要なポストに納まることができる、勤務の仕方や給与についての交渉がしやすい、クリニックでの新規専で自身の専門科目の立ち上げなど(ただし、専門医のケースが多い)。

また、専門医の場合、その人にしか関われない業務などもあるため、専門医の人材を優遇して募集している求人もあるほどです。また、認定医の方は条件だけの転職より、上を目指して専門医研修施設への転職といった選択もあります。施設では、多くの症例に触れられ、指導も手厚いことが多いのでキャリアを考える上では高待遇とも言えるのではないでしょうか。

さらに、資格を取得することで、患者さんからの信頼が厚くなることはもちろん、転職時にも意欲のある先生という印象を与えることができ、さまざまなリターンが見込めます。現状はもとより、新専門医制度についても理解を深め、実直にキャリアを積んでいきましょう。

過去記事も合わせて読んで見ると理解が深まるでしょう。

過去記事:知っておくべき注目の新専門医制度、どう変わった?影響は?

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