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女医のキャリア 育児・出産を考えるなら非常勤・バイトという働き方
2018.04.03

子育てと医業を両立しにくい理由
女性医師の場合、男性医師に比べると勤務形態を出産や子育てに左右されるようです。働く女性は、多少なりとも仕事と出産・育児の板挟みになりますが、医師の仕事は当直をはじめ、検査や手術など、肉体労働的な側面もあることから、「妊娠した後、いつまで、どの程度働けるのか」「どのくらいで復帰できるのか」という点をより考える必要が生じます。
また、一般企業と同様に、妊娠・出産に対して理解のあるクリニックや医院もあれば、採用の時に「しばらくは妊娠しないでもらいたい」と釘を刺されるケースもあるようです。
とはいえ、妊娠・出産に肯定的なクリニックや医院に勤めているにしても、妊娠した際には、上への報告は必要。可能な限り速やかに病院長、または医局に属するなら教授や医局長などの上司に報告するのは社会人としてのマナーです。後任人事、引き継ぎなど、周囲の負担をできるだけ軽くしておかなくてはなりません。
子育てと医業を両立させるには
女性医師の場合、出産後の子育てを考えると、非常勤やアルバイトといった「時間の融通」が効く働き方が良いかもしれません。
非常勤、アルバイトのメリット
- 夜間の呼び出しなどがないため、精神的・体力的な負担を軽減できる。
- スケジュールにあわせた勤務を選択でき、勤務時間が決まっているため、 家事や育児と両立しやすい。
- かけもちすることができる。複数の職場で働くことで人脈を広げられる可能性あり。
ただし、デメリットもあるのは否めません。
非常勤、アルバイトのデメリット
- 勤務形態にもよるが、社会保険・福利厚生の適応外となることが少なくない。また基本的に有休なども取得できない。
- 各科でのカンファレンス、回診などもなく、他の医師との連携がとりにくい。
「子供を持ち、医師としてのキャリアも積みたい」と考えているのであれば、子育てと医業の両立に理解のある職場での常勤も視野にいれた方がいいでしょう。
人生の充実も女医には大切
実際に、 非常勤、アルバイトを希望する30~40代の女性医師は多いようです。医師としてはもちろん、ライフスタイルの充実を考えた転職については、アイディー・サポートにご相談ください。一人一人のご希望に沿ったお手伝いさせていただきます。