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司法試験も突破した医者、医者弁護士の実態ってどんなもの?

2016.12.21

医者兼弁護士のダブル・ライセンス

元アメリカ大統領の事務所で秘書として活躍し、CIAへの就職活動中にハーバード大学に受かって、今は日本で芸人をしているなんて経歴を持つ女性が先日話題になっていました。

世の中には、ダブル・ライセンスを持って活躍している方も少なくなく、中には医者弁護士という方も。医者も弁護士も何年も挑戦してサクラが咲かないこともザラ、どちらもゴールドライセンスと呼ばれる狭き門として知られています。

にも関わらず、かっこいいから免許取得してみたという方から、医療の視点から法的に人々を助けていきたい方まで背景はさまざまです。2つの資格があれば多彩な挑戦ができそうですが、医者から弁護士という順なら医療弁護士に、弁護士から医者だと医者弁護士になるなど、取得の順で生業が変わる傾向があります。

医療から法曹への影響

法曹界では医療訴訟などに対して慎重であり、あまり詳しくなくできれば避けたいという風潮も。医者はチームとして働いていることが一般的で、責任の所在を明らかにしようとなった時に明確な「責任を負うべきもの」が見つからないことが多くあります。

医療弁護士なら医療現場の実態も熟知し弁護士に知識もあり適任!法曹界に革命を起こして欲しいところですが、実際には医療経験に乏しく研修医程度かそれ以下。実際の医療裁判の勝率をみても、医療弁護士も普通の弁護士も勝率は大差ありません。

医者弁護士は主に医療機関の顧問をしている方が多く、医師同士の横の繋がりを活かし活躍しています。

医師と弁護士の2足のわらじを履きこなす

もちろん、医療と法曹を繋ぎ、円滑にしようとしている人たちもいらっしゃいます。医療と法曹の架け橋的な存在。しがらみとしきたりに縛られた世界を切り開いて欲しいと願ってやみません。

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