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医師転職、失敗しないための自己分析はできていますか?

2017.09.05

心機一転、新しい病院やクリニックへの転職に意欲的な医師、転職活動を続けているがなかなかうまくいかない医師、どちらの方にもおすすめなのが「自己分析」です。どの職業への転職においても効果的だといわれる自己分析ですが、これは医師の転職にも役立ちます。

今回は自己分析の基本と、具体的な利用法についてご紹介していきます。

どうして「自己分析」が必要なのか

転職する場合、避けては通れないのが就職希望先の面接です。ここでは経験や今までの実績だけでなく、将来的なキャリアプラン、自身の今後について聞かれることも少なくありません。

職歴はすらすら答えられても、「今までの経験やスキルを、この先どう活かしていこうと思っていますか?」など、これからの希望や目標、未来について詳細に説明するのは意外と難しいものです。口下手な人だと、自分の考えが伝わりにくいこともあるでしょう。

しかし、面接前にしっかりと「自己分析」をしておけば、クリニック・医院の人事担当者のあらゆる質問に対し、的確に答えることができます。

○自己分析のメリット

「自己分析」は就職活動で重視される傾向が多く、かんたんにいうと「自分を探る・理解する作業」です。やり方にはいろいろありますが、たとえば自身の性格、長所や短所、向き不向きなど書きだすなどして、その結果を分析していきます。その主なメリットは以下の通りです。

  • 自分が本当にやりたい仕事、向いている分野などがわかる。
  • 自分を客観的に見つめ、分析することで、「真実の自分」「隠されていた能力」がわかり、より自身にふさわしい仕事や職場環境を見つけられるケースが少なくありません。

  • これまで気づかなかった自分の長所・短所、潜在意識などが見えてくる。
  • 冷静な自己分析によって、「思い込みによる苦手意識」「過大評価、過小評価していた点」などを知ることができます。そこから自分の新しい可能性が見えてくる場合もあります。

  • 面接の答えが自然と頭に浮かび、スムーズに応答できるようになる。
  • 自己分析で自分の長所・短所、得手不得手などがわかっていれば、履歴書・職務経歴書作成時はもとより、思わぬ質問にもきちんと答えられるようになるため、面接の際にも役立つでしょう。また冷静かつ臨機応変な態度、適切な回答で自己PRにも深みが出ます。

「自己分析」の具体的な方法

医師の転職、就活に限らず、自己分析で得た結果は、安定した仕事環境、円滑な人間関係の構築など、様ざまな面での活用が可能です。次は自己分析の流れとやり方をご紹介します。

自己分析の流れ

  • 1:今までのキャリアを棚卸し
  • 自己分析で最初に行うのは、まず自分のキャリア~子供の頃から学生生活、現在までの自分が経験したことをノートなどに書き出します(パソコンなどでも可)。一見、転職に関係なさそうなことが役立つ場合もありますから、どんな些細なことでも、思い出したエピソードは書き留めておくといいでしょう。

  • 2:書き出した事柄に理由付けをし、工夫してみる
  • キャリアの書き出しを終えたら、たとえば「その時はこう考えた」「このスポーツを選んだのは体を鍛えたかったから」など、それぞれに対する理由付けをしていきます。今までのキャリアを見つめ直すと、自分に足りないスキル、本当にやるべきことといった、将来の可能性に必要なものがわかるでしょう。

    注意したいのは「短所を気にしすぎない」こと。 誰にでもウィークポイントはあるものです。「だから自分はダメなのだ」ではなく、短所を長所に転換する方法を考えるようにしましょう。また、その短所に対しての工夫なども考えてみると良いでしょう。

  • 3:希望の転職先の応募要件や資格を照らし合わせてみる
  • 自己分析の結果を転職先の募集要項に照らし合わせることで、自分が条件にふさわしい人材かどうかがわかってきます。そこで足りないスキルや経験をどう補えばいいかを考えれば、転職成功の可能性が広がるでしょう。ただし、企業の希望を意識しすぎて、自分の本質を見失わないように注意してください。

「転職エージェント」を活用する

近年は医局の弱体化などの影響で、誰でもよい条件の転職チャンスをつかむことができます。自ら転職先を探すことも可能ですが、多忙な医師にとって、働きながら転職活動を行うのはかなり難しいといえるでしょう。

医師の方、医療関係者の方を専門とする転職エージェントなら、転職者の条件や希望に沿った職場探し、応募時における自己分析、 アプローチから面接、内定、入社のサポートまでフォローしてくれます。

大手のエージェントを利用するのも手ですが、大手であればあるほどたくさんの顧客を抱えています。そのため、対応が雑になってしまう可能性もあり、自分の希望していた条件の医院、クリニックとは違っているといったケースも。
そうならないためにも、大小問わず、丁寧なヒアリングやアドバイスをくれるエージェントを選ぶことが大事になります。

「漠然と転職を考えている」「はっきりとした転職時期が決まっていない」人も、まずは相談してみてはいかがでしょうか? 一人一人に最適な医師の転職支援はアイディー・サポートにお任せください。

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