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コンタクトレンズのネット販売って合法?薬事法改正に伴う実態とは

2017.03.03

ネットでコンタクトレンズ

ネット通販で、コンタクトレンズを売っているのをちらほら見かけますよね。忙しい方でもポチっておけば数日後には自宅に届くため、かなり便利ですが「あれって、合法なのか?」という疑問もあるかと思います。

市場の価格よりかなり安いけど、目に直接入れるものだけに粗悪品だったら大変だし利用しない、という方もいますが実態はどうなのでしょうか?コンタクトレンズの販売は薬事法でも定められている項目です。

これから眼科医として働く、またはコンタクトレンズを売る業務に携わる医者の方は確認しておく必要があるでしょう。

薬事法とコンタクトレンズ

コンタクトレンズは薬事法の改正に伴い、定義が「医療用具」から「高度管理医療器機」へ変更になりました。つまりは人工角膜やステントといった機器と同じ定義。身体の構造や機能に大きく影響を与える機器なので、販売許可が必要ですが、処方箋は義務付けされておらず不要です。

なぜ、不要になったかといえば、コンタクトレンズが目に悪影響を及ぼす原因は主に使用者の装着環境に問題がある、というケースがほとんどを占めているから!使用期間を守らない、清潔を保たないなど、処方箋とは関係のないトラブルが多く起きています。このことは国会でも話題になりました。

また、開業する眼科医が注意すべき点としては、診療所と販売所は分ける点でしょう。医療法7条の解釈に基づき、診療所は診療を目的とした運営をしなければならず、販売業をそこで行うとその目的からはずれてしまうため良しとされていません。一緒にすると便利そうではありますが、諸手続きなど手間がかかるため注意が必要です。

眼科医とコンタクトレンズ

コンタクトレンズ販売なら本業でもアルバイトでも、眼科医のワークライフバランスの観点からもかなり融通が利くでしょう。ですが、そのための勤務場所選びはマスト!そのために、アイディー・サポートは医者の一人ひとりの性格に合わせて最適な場所の提供をさせていただきます。まずはご相談ください。

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