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雇う側も注意!免許を確認するだけじゃダメニセ医師の見分け方

2017.08.11

地味に世間を賑わすニセ医者問題

何度となく、世間を賑わせている医師免許を持たない「ニセ医者」問題。小さな村のニセ医者問題を扱った「ディア ドクター」という映画もありますが、現実はやはり罪になります。

実際に、宮城県の病院では循循環器科の医師不足とあって、2人の医師を雇ったところ、なかなか医師免許の提出をしないというところに疑念が生まれ、調査に踏み切ったところ医師法違反で逮捕となりました。また、中には、美容外科を見よう見まねで学んだ医者が逮捕。そのクリニックは口コミサイトでも評判だった病院ということもあって衝撃が走りました。さらに雇ったオーナーも逮捕なんて事件もありました。

いつ、自分がそのような事件に巻き込まれることになるかわからないです。医師の採用については気を引き締めて取り組んでいきましょう。経営する側だけでなく患者側からしてもヤブ医者以上に厄介なニセ医者問題、以前も少し紹介をしましたが、今回はもう少し掘り下げていきましょう。

過去記事:カンボジアでは許容されている?無免許医師と医師法について

対策や見分け方とは

性善説は通用せず、実際にそういった事件は過去何度も起こっています。クリニックのオーナーや人事担当者、医療コンサルタントの方は頭の片隅に対策だけでも入れておくのがいいでしょう。

王道パターンは、医師免許の偽造。ネットで散見されるのは、医師免許画像の名前を自分のものに変更しただけのお粗末なもの。しかし、それでもなりすましができてしまうという現実があります。そもそも、医師免許は大きく、持ち運ぶには不便なため、転職などでもコピーが使われている場合が多いですよね。写真付きのカードタイプ(医師資格証)もありますが、任意なため持っている医師も少なく認知度も低い状態。

要は大半、確認不足が招くトラブルが多いのです。ニセ医者対策としてもっとも簡単なのが、コピーだけでなく原本を確認することと、”医師等資格確認検索”でしっかり確認することでしょう。医師紹介会社についても、ちゃんと確認を取らずに登録させ、いざ紹介しクリニックで勤務していたら、実は医師免許を持っていなかったなんてこともあります。医師免許を見て、その人も見てしっかり判断と確認を怠らないように注意しましょう。

特に、

  • 経歴書
  • 医師免許の原本
  • 身分証明書

3点は入念に確認するのが吉です。

ニセ医者対策も

根本的に解決するには、医師法や医師の免許更新精度を改正していく必要もあるのでしょう。ですが、今すぐとはいきません。それまでの間、いつ、そのニセ医者があなたのクリニックに転職相談を持ちかけてくるかわかりません。オーナーの方や医療コンサルタントなど特に雇う側の方は注意が必要です。医者の転職や医療従事者の方もアイディー・サポートにまずは気軽に相談してみてください。

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