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医者の税金対策 その不動産の購入って本当に節税になっている?

2016.10.13

医者だからこそ節税対策

税金を納める際に、理不尽さを感じることはありませんか?
特に医者など一般の職種よりお金を持っている人は支払う額が大きくなおさら敏感に感じるでしょう。そのため、税金対策で不動産購入を検討する医者は結構多く、実際にそういった営業の人がくる率も高い。

不動産投資が節税になるのは、経費として計上できるものが増えるからです。金利や減価償却費だけでなく、管理委託手数料や管理費・修繕費、火災保険料など物件を維持するための雑費も計上可能。
何もしなければ税金として消えてしまうお金で、資産を育てられるのは大きな魅力ですね。

不動産投資の失敗?

しかし、残念ながら、税金の対策として不動産投資に乗り出す方のすべてが成功するとは限りません。失敗する理由は、「認識の甘さ」からくる無茶な不動産投資。とりあえず不動産を買えば節税になるという認識では、投資ではなく投棄になるでしょう。

そもそも、不動産所得が赤字なのは初期だけであり、黒字化すると税金をさらに払うこととなり税金対策は永遠につづくものではありません。将来設計が必要不可欠です。

それでも節税にこだわり赤字にするようにお金を使っていると、節税した以上の金額をつぎ込んで無駄にしているなんてこともザラです。

節税に躍起になるより

相続対策として不動産はかなり有効ですが、節税としてだけなら別の方法を模索したほうが懸命です。せっかく稼いだお金なんですから、有意義に使いたいですよね。ただの赤字になっていることが、本当の節税ではありません。

また、昔は土地の価格は必ず上がるものだからとりあえず購入しておくのもアリでしたが、高齢化社会などから今後はその理論は通用しないなど不動産を取り巻く環境も変化しています。
それでも不動産に魅力を感じるなら、将来的に収益を期待できるものを吟味して投資することをおすすめします。