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医療経営にはマーケティングが必要な時代。その理由とは

2017.11.30

医療経営における「マーケティング」の方法

「マーケティング」とは、商品やサービスなどを大量かつ効率的に販売できるよう、顧客ニーズを的確につかむための市場調査を行い、計画を立てることです。一般企業にとっては、ごく当たり前の経営戦略ですが、近年はクリニックにおいてもマーケティングが重要視されています。その理由としては、「競合クリニックとの競争」「顧客関係の変化」「クリニックを取り巻く環境の複雑化」などが考えられます。

たとえば、同じエリアに競合する、同じ診療科目のクリニックが開業すれば競争になるのは必至ですから、既存のクリニックとしては、後発に顧客が流れないような対策を立てなくてはなりません。また競争に勝ったとしても、顧客が医療やサービスに価値や魅力を感じなくなったら、他のクリニックへ足を運ぶことも考えられます。

このように、今は経営が順調であっても、この先も同じ状況が続くとは限りません。ですから、常に顧客の望むもの(価値やコスト、利便性、コミュニケーションなど)を考え、その地域の調査・分析といったマーケティングが必要なのです。

マーケティングに必要な「組織作り」

マーケティング活動には、組織作りが必要になります。医師は医療の専門家ですが、経営管理のエキスパートではありません。そのため、医療経営、マーケティングに詳しい専門家を頼むのもひとつの方法です。また、ドクターや看護師はもちろんですが、受付ほか医療にかかわらないスタッフから意見を聞くことも大切だといえます。

たとえば、経常利益が赤字だったあるクリニックは専門家によるマーケティングを導入。「女性専用クリニック」をコンセプトに、個人向けのキャンペーンや企業とのタイアップ企画などを行ったことで、経営は上向き、経常利益黒字に転じたそうです。

「医療系マーケティング」はプロに相談

優秀な医者、看護師による医療は価値も魅力もあるため、自然と患者さんも集まります。しかし、それだけでは生き残ることができない時代でもあるのです。クリニックの経営、医者の求人についてのご相談はアイディー・サポートにおまかせください。豊富な経験とノウハウでクリニックのお手伝いをします。

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